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コルセットの使い方について

どうしても安静が取れない場合の救世主

ぎっくり腰などの急性の椎間板ヘルニアに襲われた場合、やはり最初にとるべき選択は「絶対安静」であると椎間板ヘルニアの医学は考えています。腰の筋肉を襲った炎症を抑えるには疲れ果てた筋肉をしっかりと休ませる事が最重要だと考えるからです。

ですが、学生さんならともかくも、仕事を持っている社会人の場合は「椎間板ヘルニアになったので2〜3日は安静にします」と言えるものではありません。在宅でもできる仕事の場合は別として、殆どの場合においては無理を押して仕事場へ出る人が殆どです。

そんな時に大きな助けとなるのが「コルセット」による患部周辺の固定/保護です。

  • 患部の固定(捻れ運動等を制限)
  • 疲弊した筋肉の補助(ゴムが姿勢保持)

コルセットは上記のような働きをしてくれる為に、腰の筋肉が疲弊しきっている状態であってもある程度の動きが可能になります。※あくまで緊急事態/やむを得ない場合に使用することをお薦めします。

コルセットは「動く必要がある時だけ」にしよう

コルセットは疲弊しきった腰の筋肉を支えてくれます。その為、「腰がクタクタ」の状態であってもそれなりに動く事ができるようになります。

ここが落とし穴です。

コルセットによって動けるようになったことは決して「症状の軽減」でもありませんし、「治った」という事などでも決してありません。

  • コルセットという代替筋肉/骨格が補完機能をしているだけ

なのです。つまり「腰はやっぱりクタクタ」であるという事。どうしても多いのが椎間板ヘルニアを発症した時点ではとても動けないものだったが、コルセットを巻いた途端にある程度動けるようになり、「やったー!動けるぞ!」と元気に動いて「グキッ」としてしまうケースです。

コルセットはあくまで応急処置的なものである

という事をしっかりと念頭に置いた上でご活用下さい。

24時間つけておくと逆効果

椎間板ヘルニアになってしまったとき、常にコルセットを腰に巻いていないと何だか不安だ、という人が今も沢山いらっしゃいます。「グキッ」の瞬間をもう二度と迎えたくないという気持ちが頭にあるので、腰が弱っている間はコルセットによる補助がないと、また同じような事が起こるんではないかと思われるようです。

  • ですが、コルセットへの過剰な依存は逆効果です。

コルセットは腰をしっかりと包み込み、補助してくれる大変便利な道具です。ですが、余りそれに依存しすぎると、腰自体がコルセットに依存をしてしまい、「コルセットによる補助」ありきでの筋肉負荷バランスを覚えてしまいます。

このままではコルセットを取ったとき、筋肉は「戦力として計上」していたコルセット分の負担が取れてしまい、「グキッ」と再び腰を痛めてしまう可能性がとても高いのです。

コルセットは椎間板ヘルニア時にはとても頼りになる道具です。ですが頼りになるがゆえに、それに甘えてしまい、我々の身体が支えなくてはいけない負担までコルセットにお願いしてしまう事が起こりがちです

自分の健康は自分の身体でしっかり維持することを目標として、コルセットによる補助は

  • どうしても休めない
  • 寝てるわけにはいかない
  • 今日しなくてはいけない事がある

といった、やむを得ない状況の場合に使用をするようにして、それ以外の場合はなるべく安静を守れるようにしておきましょう。

結論:使用は最小限にし、安静を守るのが良い

王道はやはり絶対安静による炎症の抑制

椎間板ヘルニアを発症してから最初は動かず安静にしている方が後々の回復が早い傾向にあります。最初は「これくらい何でもない」とつい力んでしまいますが、大切なのは「如何に早く復帰するか」です。椎間板ヘルニアを受け入れ、その後の事に気持ちを切り替えるようにしましょう。